2003年、バブル90は日刊工業新聞社により、わが国のモノづくりを再興し、わが国の産業・社会の発展に貢献することを目的として、製品・部材に焦点を当てた「モノづくり部品大賞」が創設されました。
2008年からはモノづくり推進会議と日刊工業新聞社の共催による「“超”モノづくり部品大賞」にリニューアルし、内容が拡充。対象分野は「機械」「電気・電子」「自動車」に、「環境関連」「健康・医療機器」「生活関連」を加えた6分野で、毎年日本のモノづくりに寄与する部品・部材が募集されます。
この顕彰制度は独創的で付加価値が高い部品・部材の開発を促し、わが国モノづくり基盤の強化に寄与するのが目的であり、候補部品は審査委員会、各分野の専門家である審査アドバイザーにより厳正に審査されます。
バブル90は「2009年度“超”モノづくり部品大賞 」グランプリを受賞。
名だたる国内有名メーカーがエントリーされるなか、栄えあるグランプリを受賞いたしました。
環境関連では、気候変動、生物多様性、水資源、エネルギー・鉱物資源枯渇など地球規模の問題がますます深刻さを増している。世界展開の可能性を重視し、加えて、水資源の生産性向上に大きく貢献することから「バブル90」を大賞候補に推した。
日本人にしかできないのではと思わせたのが「バブル90」である。節水用の蛇口ノズルであるが、従来の節水の概念を大きく変え、少量の水に多量の空気を含ませ、使用感や洗浄力を下げずに90%以上の節水を可能にした。我慢することなく節水するために、ノズルはミクロンオーダーの加工精度が要求され、まさに匠の技の集積ともいえる。環境面でのレベルも高く、大賞として推薦させていただいた。